✓この記事で分かる内容
- Painful Arc Sign
- Neerインピンジメントテスト
- Hawkinsインピンジメントテスト
この記事では、肩峰下インピンジメント
3つの検査を整理して解説します。
肩峰下インピンジメントとは?
✓肩峰下インピンジメント

腕を上げるときに大結節は肩峰・烏口肩峰靭帯を通過する。その際に、棘上筋・肩峰下滑液包に衝突する。
損傷する組織
- 棘上筋
- 肩峰下滑液包
Painful Arc Sign
肩峰下インピンジメントを確認
✓陽性の判断
- 外転60°〜120°:痛みあり
- それ以外の角度:痛みなし
✓検査方法

- 患者は立位または座位
- 肩関節外転
- 60°〜120°疼痛確認
Neer インピンジメントテスト
肩峰下インピンジメントを確認
✓陽性の判断
- 痛みあり
- クリック音
✓検査方法

検査者が
- 肩甲骨を固定
- 肩関節を内旋強制
- 他動的に挙上
まなぶ
肩甲骨の固定はなぜするの?
アイコン名を入力
肩甲骨の動きを止めて、肩甲上腕関節の動きを強調するためだよ
まなぶ
高い位置のものをとる時に痛み意を感じそうだ
Hawkins インピンジメントテスト
肩峰下インピンジメントを確認
✓陽性の判断
- 痛みあり
- クリック音
✓検査方法

検査者が
- 肩甲骨を固定
- 肩・肘関節90°屈曲
- 上肢を内旋強制
まなぶ
肩甲骨の固定は、肩甲上腕関節の動きを強調するためだよね?
はるそら
その通り!
まなぶ
反対側の肩を洗う時に痛みがでそうだ
3つの検査をどう使い分ける?
| 検査名 | 特徴 |
| Painful Arc Sign | 動作中の痛みの出方を確認 |
| Neerテスト | 肩峰下に押し当てる |
| Hawkinsテスト | 烏口肩峰アーチに押し当てる |
まとめ
肩峰下インピンジメントの評価は棘上筋・肩峰下滑液包の状態を確認するテスト
- Painful Arc Signは動きの中での評価
- Neer・Hawkinsは徒手的に痛みを誘発


