心と体のリセット方法

一日の終わりに癒される|寝ながらできる背中ストレッチで疲労回復

もう何もしたくない夜に、できること

スマホ、パソコン、仕事や家事。

一日が終わるころには、体も心もくたくたになっていませんか?

前かがみ姿勢が続くと、胸がつぶれ、呼吸が浅くなり、疲れが抜けにくくなります。

そんな夜は、ストレッチをする気力さえないかもしれません。

でも――

「タオルを置いてねるだけ」なら、できます。

タオル1本でできる!背中リセットストレッチ

用意するもの

・フェイスタオル1本(丸めて使用)

タオルストレッチ
  1. タオルを丸めて横にして置く
  2. その上にあおむけで寝転ぶ
  3. 肩甲骨の下あたりに当てる
  4. 『きもちいいな』と感じるところでOK
  5. 3分間脱力

👉 「無理にそらせない」「呼吸を止めない」

胸椎(背中の中心部)はもともと関節の動きが小さい部分です。

無理に反らそうとすると、かえって首や腰に負担がかかることもあります。

「気持ちいい」と感じる角度で十分。

日中できる椅子背中反らし

仕事中でもリセットしたいときは、

椅子に座ってできる「背中反らし」がおすすめ。

背中反らし
  1. 両手を頭の後ろに組む
  2. 背もたれに背中をあずける
  3. 天井を見るように軽く体を反らす
  4. 一呼吸したら戻る

👉1時間に1回がおすすめ。

「反らす時間」よりも「姿勢リセット」が目的です。

呼吸と背骨の関係

背骨は「首・胸・腰」で少しずつ動きの割合が違います。

反らすとき(息を吸う動き:胸椎

背骨全体で約100°(首40°/胸25°/腰35°)しなります。

丸めるとき(息を吐く動き:胸椎

背骨全体で約150°(首65°/胸35°/腰50°)しなります。

現代の生活では、背中を反らす動作が少なく、胸が潰れた状態。

だからこそ、軽く反らすだけでも、肋骨の動きが自由になります。深く呼吸ができます。

参考:筋骨格系のキネシオロジー

ストレッチで「呼吸」と「自律神経」が整う

デスクワークやスマホ作業で、体を丸める時間が長くなる。

肋骨の動きが制限されて、呼吸が浅くなります。

そのため、首や肩の筋肉を使って呼吸するようになります。

呼吸が浅い状態では、交感神経(緊張の神経)が優位になります。

筋肉がこわばりやすく、血管も収縮しがちです。

反対に、背筋を伸ばして深く呼吸ができる環境が整うと、副交感神経(リラックスの神経)が働き始めます。

デスクワーク中に背中を反らすことができない方もいると思います。

まずは、肩の力を抜いてください。

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今日の疲れをためないために

疲れは「体」だけでなく「神経」にも残ります。

寝る前の3分でも、体をゆるめる時間を持つことで、副交感神経を優位にします。

おやすみモードになります。

次の日の自分をやさしく整えられます。

呼吸が深まると、心も静かになる。

今日もお疲れ様でした。