なんとなく疲れたな…そんなときこそ、森の中で深呼吸してみませんか?
休息=人が木のそばで呼吸をする
自分がメンタルダウンから少しずつ回復していったとき、たくさんの方法を試しました。
けれど、いちばん自分に合った回復方法は 「森のある公園で過ごす時間」 でした。
森の中には、木漏れ日、葉が擦れる音、虫の声、鳥の声、爽やかな風、落ち葉を踏む音、花の香り、川のせせらぎ、子どもの笑い声…そんな心地よい刺激があふれています。
自然の中に入ると、頭の中でぐるぐるしていた嫌な記憶が、ふっとほどけます。自然の中の心地よい多数の刺激が、いい意味で気を散らしてくれます。瞑想と同じような感覚。
なんとなく、呼吸が浅いな」「なんとなく、せかせかしてるな」と感じるとき、ありませんか?
そんなときこそ、自然の中を歩いてみてください。心地よい刺激の変化に気づけます。
私はある日、森のある公園に立ち寄りました。
木漏れ日の下でただ座っていただけなのに、肩の力がすっと抜けていくのを感じました。
そして、気づけばいつもより歩くスピードもゆっくりに。
「急がなきゃ」という気持ちから解放されて、自然と自分のペースに戻れる感覚があったんです。
森で得られる心地よさの正体
フィトンチッドとは?
木々が発する香り成分のこと 。森に入ったときに感じる「すがすがしい匂い」の正体。リラックス効果や免疫力アップに関係しているといわれている。
ポイント:散歩しながらたくさんの植物の香りを楽しんでください。ぐるぐるとした嫌な記憶がふっとほどけます。
ハイパーソニックサウンドとは?
葉が揺れる音やせせらぎに含まれる「超高周波音」。 人の耳では聞き取れないが、脳は反応している 。脳波を安定させ、深いリラックスをもたらす。
ポイント:森の中で心地いい場所を探して、ゆっくり過ごして下さい。耳で聞き取れないけど、心地いい場所が肌で感じとれます。自分は「ここから森が深いな」と感じるところでゆっくり散歩をしています。
📖 参考:自然音と高周波成分の研究(国立精神・神経医療研究センター)
だからこそ、木の数が多い 「森のある公園」 での体験は特におすすめです。
一度そこで「落ち着ける感覚」を知ることができれば、あとは近所の公園の木一本でも十分。
風のそよぎや光の変化に気づけるようになり、日常の中でも小さな自然に支えられていることを実感できるはずです。
森林浴の医学的な効果(まとめ)
体への効果
- 血圧が自然に調整される
- ストレスホルモン(コルチゾール)が減る
- 免疫力(ナチュラルキラー細胞の働き)がアップ
- 深いリラックス効果が得られる
- 睡眠の質が良くなる
心への効果
- 気分が明るくなる
- 不安やイライラが軽くなる
📖 参考:データで見る国立公園の健康効果とは?
今日読んでくださったあなたへ
最初は森のある公園で、歩いてみてください。
そこで感じた心地よさを覚えていれば、木一本のそばでもきっと同じ安らぎを見つけられます。自分は通勤途中の小さな自然に癒されるようになりました。
自然は、あなたの日常のすぐそばにあります。
忙しくて、大変だと思いますが、自分のために時間を作ってあげて下さい。
今日も、あなたの肩の力が抜けますように。
お疲れさまでした。
