肩前面の痛みの評価では、
結節間溝(上腕二頭筋長頭腱)を正確に触診できるかが重要です。
この記事では、
実技で使える触診のこつをお伝えします。
Contents
結節間溝の位置
結節間溝は、上腕骨の前面にある溝状構造で、
上腕二頭筋長頭腱が通過する通路です。
肩関節中間位では結節間溝が前方を向き、
触診しやすくなります。
- 内旋→溝は内側へ移動
- 外旋→溝は外側へ移動

日常生活との関係
上腕二頭筋長頭腱は、肩関節の安定と前方支持に関与するため、
日常生活では次の動作で負担がかかります。
- 食事で手を口に運ぶ
- 顔を洗う
- 髪を整える
- 物を前から持ち上げる
- ドアを引く
これらで肩前面に痛みが出る場合、
結節間溝部の評価が重要になります。
セルフ触診で練習しよう

- 肩関節を中間位にする
- 上腕骨頭前面に指を当てる
(中指・薬指を縦に配置すると骨形状に沿いやすい) - 肘を軽く後方へ引いて戻す
→大結節または溝に触れている感触が得られる - その位置を保ったまま肩を内旋・外旋させる
- 指の下で骨の凹凸が動く中で溝状にへこんだ部分を確認する

肘を引くと骨が前にでてくる感じがする

指を動かさずに肩をゆっくり内旋・外旋してみて

あ、指の下で何か動いてる!

それが結節の動き。
その間に“スッと落ちる場所”がある?

これが結節間溝か!
まとめ
・結節間溝は上腕二頭筋長頭腱の通過部
・肩前方痛の重要な評価ポイント
・圧痛の有無は長頭腱障害の手がかり
・徒手検査と組み合わせることで評価精度が向上する
