整形外科的テスト

結節間溝触診|上腕二頭筋長頭腱を正確に触れる方法

肩前面の痛みの評価では、
結節間溝(上腕二頭筋長頭腱)を正確に触診できるかが重要です。

この記事では、
実技で使える触診のこつをお伝えします。

結節間溝の位置

結節間溝は、上腕骨の前面にある溝状構造で、
上腕二頭筋長頭腱が通過する通路です。

肩関節中間位では結節間溝が前方を向き、
触診しやすくなります。

  • 内旋→溝は内側へ移動
  • 外旋→溝は外側へ移動

日常生活との関係

上腕二頭筋長頭腱は、肩関節の安定と前方支持に関与するため、
日常生活では次の動作で負担がかかります。

  • 食事で手を口に運ぶ
  • 顔を洗う
  • 髪を整える
  • 物を前から持ち上げる
  • ドアを引く

これらで肩前面に痛みが出る場合、
結節間溝部の評価が重要になります。

セルフ触診で練習しよう

  1. 肩関節を中間位にする
  2. 上腕骨頭前面に指を当てる
    (中指・薬指を縦に配置すると骨形状に沿いやすい)
  3. 肘を軽く後方へ引いて戻す
    →大結節または溝に触れている感触が得られる
  4. その位置を保ったまま肩を内旋・外旋させる
  5. 指の下で骨の凹凸が動く中で溝状にへこんだ部分を確認する
まなぶ

肘を引くと骨が前にでてくる感じがする

はるそら

指を動かさずに肩をゆっくり内旋・外旋してみて

まなぶ

あ、指の下で何か動いてる!

はるそら

それが結節の動き。
その間に“スッと落ちる場所”がある?

まなぶ

これが結節間溝か!

まとめ

・結節間溝は上腕二頭筋長頭腱の通過部

・肩前方痛の重要な評価ポイント

・圧痛の有無は長頭腱障害の手がかり

・徒手検査と組み合わせることで評価精度が向上する