・スマホ首って何?
・なんで下を向くと悪いのか
・スマホ首を確かめる方法は?
・スマホ首に効く体操は?
理学療法士16年目
少しでもお役に立てたら幸いです
記事の前半で『ストレートネックの特徴』について、
後半では『ストレートネックの対応』について解説します。
頸椎の直線化(ストレートネック)とは
うつむいた姿勢を続ける=首が直線化

①頭部前方+②巻き肩
首の直線化=クッションがない
首の曲線=クッションがある
首の直線化に伴い、頭部が前方変位・巻き肩が生じます。下を向く環境を変えないと、この姿勢が定着化してしまいます。
下を向く角度・動作が、首にどれだけ負担をかけているか

・頭の重さは約5kg
・少しうつむく:30°=18kg
・大きくうつむく:60°=27kg
小さな子供をずっと肩車をしている状態
耐えられません!
見るときは目の高さが👍
・スマホを見る
・読書をする
・料理をする
・掃除機をかける
・洗濯物をたたむ
・パソコン作業をする
日常生活のほとんどが、下を向いている。
意識して前を向く時間を作ることが大事👍
壁を使って姿勢をセルフチェック
自分の姿勢はどうなっている?

・壁を背に立つ
・壁につくまで後ろに下がる
・〈後頭部・せなか・おしり・かかと〉自然に壁につくか確認
自然に頭がつかなければストレートネックが疑われます。
それでは、次にストレートネックに対するエクササイズを紹介していきます。
頭部前方の対応

①頭を前へ出す(一度わるい姿勢)
②壁に後頭部を付けるイメージであごを引く
1時間に1回意識しましょう
筋肉=ゴム。伸びて縮む。いい姿勢は首・背中の筋肉が働いている。その働きを促すために、悪い姿勢で筋肉を伸ばす。
巻き肩の対応
ストレートネックの土台は「巻き肩」
まずは肩甲骨を寄せて、姿勢の軸を整えましょう。やりやすいエクササイズを選んでください。

椅子に座ったまま
①背伸びしながら両手をバンザイ
② 肘を曲げながら下ろし、肩甲骨同士が寄る
①・②を10回繰り返す

椅子に座ったまま
①手のひらを上に向け、肘を90度曲げる
②肘が離れないように両手を外へ広げ、肩甲骨同士が寄る
①・②を10回繰り返す
肩が痛い人は、肩回しだけでも十分です👍
まとめ|首を守る見方の工夫を意識しよう
スマホ首を防ぐコツは、「スマホを見ない」ではなく 「どう見るか」 です。
・見る時は目の高さ
・1時間に1回あご引き
・ 1日に1回W・L体操
首は、1日中あなたの頭を支えてくれている大切な存在。
姿勢が整うと、首への負担が軽くなる。ぜひ、意識して首を労ってあげてください。


